1.利用者の状況を把握すること
@ 本人の残存能力(ADLレベル)
A 年 齢 ・ 性 別
B 体 格 ・ 体 型
C 疾患の特長
D 生活習慣へのこだわり
E 改善意欲
F 介護力・介護技術(介護者が使用できるかという観点から)
G 居住環境(生活・移動・使用スペース他)
H 福祉用具の使用状況
I 経済的状況・制度利用
J 道路事情・地域環境(交通状況)
K
関係機関との連携
2.目的を明確にすること
☆本人の自立範囲を拡大させるのか
☆介護者の負担を軽減するのか
@ 何を改善させたいのか
A 何を安全にしたいのか
B 何を便利にしたいのか
3.福祉用具そのものを良く知ること
個々の福祉用具について、どのような場面で使用するものなのか、どのような状況で使用すると役立つのか等を良く知ることは勿論のこと、各用具について以下の観点からのチェックが必要となる。
@ 安心・安全性
A 実質耐久性
B 効果性
C 使いやすさ(機能性)
D 外観・デザイン性
E 適正価格
F わかりやすさ(取扱説明書・表示等)
G
社会環境性
福祉用具をひとつの製品・商品としてチェックしていくと、まだまだ完全な製品・商品と呼べるものは少ないことがよくわかる。
福祉用具に携わるものは、このことを十分認識し、利用者へ供給者へと現状を伝え、より良い福祉用具を世に送り出していく役割を担っている。
まとめ
◎ 福祉用具を選定する上でのポイント
1. 利用者の状況を把握すること
2. 目的を明確にすること
3. 福祉用具そのものを良く知ること
☆何よりも利用者の安全を守るために、不便さを解消させるために
福祉用具が存在する。
利用者の身近にいる専門家が存在する。
供給する事業者が存在する。